診療科目痔の治療について SPECIALTY

痔の治療(ジオン硬化療法)

綱島駅近くで肛門・痔(いぼ痔・切れ痔(裂肛)・痔ろう)・大腸病に対する総合治療に取り組んでおります。
苦痛のない麻酔下の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)などの特殊検査等も行っております。 

■ 痔の治療(ジオン硬化療法)について

“いぼ痔”(痔核)に対するジオン硬化療法も日帰りで行っております。
注射による痛みの少ない治療法です。

ジオン注射・ALTA(アルタ)
療法

ジオン注射・ALTA(アルタ)療法は、新しい内痔核(いぼ痔、脱肛)の治療法の一つです。 痛みもほとんどなく、日帰りで治療を行えます。手術に代わる治療法として、とても期待されている治療といえます。

一般的には、「ALTA療法※」と言われています。この治療法は、メスで内痔核を切ることなく、ALTAを注射で痔核内に投与することで痔核を固めて小さくし、脱出と出血症状を改善します。治療にあたっては特殊な投与技術(四段階注射法)が必要なため、決められた手技の講習会を受講した専門医でなければ治療を行えません。

※ALTAとは、有効成分である「硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸」の英名ALuminum potassium sulfate hydrate・Tannic Acidの頭文字をとった略です

治療疾患

痔核(いぼ痔)

内痔核

内痔核
症状 治療方法

Ⅰ度:排便時に出血するが、脱出しない
Ⅱ度:排便時に脱出するが、自然に戻るもの

薬(軟膏や座薬)による治療

Ⅲ度:排便時に脱出し、指で押さえないと戻らないもの
Ⅳ度:排便に関係なく脱出しっぱなしのもの

ジオン注射療法(内痔核硬化療法)
切らない最新の注射療法

外痔核

外痔核
症状 治療方法
排便に関係なく出血し、はれて痛む。
突然お尻が痛みだし、肛門の出口にいぼがでてきた。
薬(軟膏や座薬)による治療
〈血栓性痔核〉※激しく痛む痔核
肛門のまわりにあずき大の黒っぽい硬いイボ
血栓摘出術
〈嵌頓(かんとん)痔核〉※激しく痛む痔核
内痔核と外痔核が腫れ上がり、もとに戻らなくなる
痔核嵌頓整復法

裂肛(切れ痔)

内痔核

症状 治療方法
排便時にいきんだ拍子に肛門がピリッと痛む。
排便後もしつこく痛みがつづく。
薬(軟膏や座薬)による治療

痔瘻(あな痔)

内痔核

症状 治療方法
お尻がはれて激しく痛み肛門からうみが出てくる 手術治療

肛門周囲膿瘍

肛門周囲膿瘍
肛門のまわりに膿(うみ)がたまる状態

症状 治療方法

浅いところの膿瘍の症状
痛み強い、固く触れる

深いところの膿瘍の症状
腰の鈍い痛み、微熱とだるさ、触れないことも多い

切開して膿を出す

痔の治療に関する注意事項

  • 手術は原則予約制(日帰り)
  • 診察当日に手術をご希望の方は事前にご連絡ください。
  • 術後止血状況に応じて30分~2時間程安静にしていただきます。
    お時間にゆとりをもってご来院ください。
  • 手術当日は入浴できません
  • 手術後は原則翌日に診察が必要です